神里雄大/岡崎藝術座「+51 アビアシオン, サンボルハ」ペルー・メキシコツアー

2019年12月、ペルー・メキシコにおいて、神里雄大/岡崎藝術座『+51 アビアシオン, サンボルハ』の上演が決定!

2年ぶりの上演となる本作、ダンサー・振付師の捩子ぴじん氏、俳優 稲継美保氏、福永武史氏といった才能豊かなメンバーを出演者に迎え、劇団初となる中南米公演を実施します。
新たな、『+51 アビアシオン, サンボルハ』にご注目ください!

神里雄大/岡崎藝術座『+51 アビアシオン, サンボルハ』ペルー・メキシコツアー 国際交流基金WEBサイト

岡崎藝術座『+51 アビアシオン, サンボルハ』ペルー・メキシコツアー
2019年12月13日(金)・14日(土) 会場|メキシコ/テアトロ・ベニト・フアレス
2019年12月19日(木)・20日(金) 会場|ペルー/アリアンス・フランセーズ・リマ

[作・演出]神里 雄大
[出演]捩子ぴじん、稲継美保、福永武史


チケットは11月上旬販売開始予定!

東京の人混みの中、政治にも社会にも絶望して、何をしていいかわからなくなっている若い演出家のもとに、大正時代、東京で演出家として活躍し、その後メキシコに亡命し、現地で演劇学校をつくったセキサノの亡霊が現われ、若い演出家を叱咤する。彼らは若い演出家の家系がある沖縄へ向かい、墓まいりのあと、基地移設反対運動の様子を見る。その後、多くの沖縄人や日本人が移住したペルーまで旅をし、そこで私財を投げ打って高齢者となった移民者のための施設を建てた神内良一のエピソードを知る。演出家であることをやめた若者は、絶望とも希望ともつかない様子のまま、ペルーの街に消えていく。

小道具はすべて出演者のスーツケースから出現し、観客と一緒に旅をしていくような作品。
これまでに、国内9都市、海外5都市で上演。

神里雄大によるコメント|
この作品は、2年前にインドネシアでいったん終わりを迎えました。
今回、メキシコ、ペルーと、この作品で重要な舞台となっている土地で上演できることとなり、現在、沖縄は那覇にてリハーサル中です。沖縄もこの作品で重要な舞台です。
キャストはすべてかわり、5年前に書いた作品に取り組んでいます。この数年でわたしたちがどう変わってきたのか、なにがなされ、なにが悪くなってしまったのか、そんな話をしながらリハーサルをしています。
新しいキャストは、それぞれ、東京、京都、沖縄を拠点に活動する方々で、活動拠点に限らず、その時々で都合のいい場所に集まって創作ができればいいと思っていたので、今回図らずもそれが実現しました。11月中旬からは東京にリハーサルの場を移します。
できるだけ多くの会話や議論をしながら、この作品の新しい姿を見てみたいと思います。

プロフィール|
捩子 ぴじん(出演)
2004年まで舞踏カンパニー大駱駝艦に所属し、麿赤兒に師事する。舞踏で培われた身体を元に、自身の体に微視的なアプローチをしたソロダンスや、ダンサーの体を物質的に扱った振付作品を発表する。2011年、横浜ダンスコレクションEX審査員賞、フェスティバルトーキョー公募プログラムF/Tアワード受賞。2016年、Our Masters 土方巽「異言/glossolalia」キュレーター。京都在住。生活にダンスの杭を打ち込むべく“ダンサーズ”を主催し、定期稽古を行う。

福永 武史(出演)
1973年、大阪府生まれ。1975年〜1977年を徳島県で過ごし、1978年より沖縄県在住。沖縄大学在学中の1996年より俳優としての活動を始める。2011年、わが街の小劇場という空間を創り、演出家としての活動も行う。2018年利賀演劇人コンクール優秀演出家賞受賞。

稲継 美保(出演)
1987年生まれ。俳優。東京藝術大学在学中より演劇を始め、舞台を中心にフリーランスで活動中。これまでに岡崎藝術座、サンプル、チェルフィッチュ、ミクニヤナイハラプロジェクト、バストリオ、オフィスマウンテン、坂田ゆかり、東葛スポーツなどの作品に出演。また、2019年にはポーランドの演出家マグダ・シュペフトの新作「オールウェイズカミングホーム」に出演するなど、国内外問わず幅広い役柄をこなし、枠にとらわれない活動を行っている。岡崎藝術座には、これまでに「アンティゴネ/寝取られ宗介」「隣人ジミーの不在」「(飲めない人のための)ブラックコーヒー」「イスラ!イスラ!イスラ!」に出演している。

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制作    :株式会社precog
主催    :国際交流基金
共催    :メキシコ市立劇場
協力    :在ペルー日本国大使館、在メキシコ日本国大使館

本ペルー公演は日ペルー交流年(ペルー日本人移住120周年)を記念する事業の一環として行われます。

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