アンティゴネ/寝盗られ宗介

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[作]「アンティゴネー」ソポクレース(翻訳:神里雄大 参考:呉茂一訳、R. C. Jebb訳、Ian Johnston訳)
「寝盗られ宗介」つかこうへい作(角川文庫<小説版>)

[初演年]2012年
[上演時間]約70分
[出演]武谷公雄、鷲尾英彰、稲継美保、山縣太一(チェルフィッチュ)

アンティゴネ・・・父王オイディプスの死ののち、故郷テーバイ*に帰った娘アンティゴネは、王位をめぐる抗争のすえ祖国に弓を引いて倒れた実兄ポリュネイケス*を葬ろうとして、埋葬の儀を厳しく禁ずる叔父の新王クレオンと対立する。

*テーバイ・・古代ギリシアにあった都市国家。アンティゴネはオイディプスの放浪に付き添っていたが、コロノスの地で父が死ぬと、故郷のテーバイへ戻った。
*ポリュネイケス・・オイディプスの失脚後、テーバイでは、オイディプスの二人息子ポリュネイケスとエテオクレスが一年おきに王権を収めることにしたが、エテオクレスはそれを破りポリュネイケスを追放し、国を独占した。アルゴスに逃れたポリュネイケスは、テーバイ攻めの七将の一人として、テーバイを攻め、兄弟は相打ちとなって死んだ。

寝盗られ宗介・・・ドサ回り一座。座員をけしかけ、妻との駆け落ちを繰り返させる座長と、内縁の妻で一座の看板女優・レイ子。翻弄される座員たち。積極的なマゾヒズム。だが、ついに今度は、女房は帰って来ない……。

時代も文化も形式も違う2つの戯曲を無理やり接続。集団と責任についての視点で演出した。

上演記録
2012年ツアー/岡崎藝術座公演
横浜公演 4月19日〜24日、STスポット
熊本公演 4月27日〜29日、早川倉庫

演出
神里雄大
照明
黒尾芳昭
音響
高橋真衣
映像撮影
ワタナベカズキ
写真撮影
富貴塚悠太
演出助手
小野正彦
制作
急な坂スタジオ

主催
岡崎藝術座・STスポット
助成
公益財団法人セゾン文化財団