オーディション情報※終了

岡崎藝術座は今年10月に京都で初演を迎え、その後那覇と横浜でも上演する新作の出演者を募集します。

※募集は終了しました。

オーディション日程:2019年5月18日(土)〜20日(月)* 京都芸術センターにて
*1次オーディション/上記のうち1日のみ

最後に俳優と一緒に舞台作品を作ったのは2017年秋で、それは「バルパライソの長い坂をくだる話」というスペイン語上演の作品でした。日本語での上演作品になると、2015年までさかのぼらなければならず、もう4年も経ってしまいました。そのあいだ何をしていたのかと言うと、各地で上演ツアーをしたり、アルゼンチンに留学したり、肉を焼きながら自分でパフォーマンスする作品をつくったりしていました。
日本語の「俳優」との創作をしていないあいだ、そのほかの経験が増えて、舞台にたいする考え方も、台本の書き方も、たぶん以前とは違う感覚になっていると思います。

そういうわけで今回、新しい気持ちで新しい作品をつくります。京都で出演者を募集するのも初めてです。
みんなでそれぞれ意見を出し合って、作品を建築していくようなリハーサルをしたいです。出演者には「経験」に基づくアイデアをなんらかの形で(言葉でも、体や振る舞いとか、知識とかでも)出してもらいたいと思っています。
でも、この「経験」というのは、俳優経験でなくてもかまわないと考えています。
なぜかと言うと、俳優以外の「経験」は誰もが持っているはずだからです。その経験、アイデアを魅力的に舞台作品に活かすことが、今回のぼくのテーマのひとつです。
オーディションでは皆さんのこれまでの経験を聞かせてもらいたいと思います。たくさんの出会いを期待しています。

神里雄大

「ニオノウミにて」(仮)

作・演出:神里雄大
制作:岡崎藝術座
主催・製作:岡崎藝術座

2017年秋の京都滞在製作中に、九条の飲み屋で出会った、年300回は釣りをするというオッチャンから聞いた話。
琵琶湖では何年にも渡って、外来魚であるブルーギルやブラックバスの繁殖とそれによる固有種への生態系バランスの破壊が問題になっている。行政は、琵琶湖の釣りスポットに外来魚ボックスを設置し、それらが釣れた場合には、釣り人はそれをリリースせず、ボックスに入れて(捨てて)ほしいとアナウンスしている。半分くらいの釣り人たちは魚に罪はないとか、生き物の命を粗末にするようなことはできないとか言って、琵琶湖に再放流している。なお、滋賀県ではブラックバス、ブルーギルの再放流を「禁止」している。らしい。
ぼくに話をしてくれた、というか勝手に話し始めたオッチャンは、そんなことはかまわずポイポイ捨てるんだそうだ。ところで、滋賀県はあくまで外来魚ボックスという呼び名を使っているが、実際にボックス内にはペットボトルなどのゴミも捨てられているそうである。
おでんを食べながら彼は、「ところでブルーギルを日本に持ってきたの誰だか知ってるか?」と聞いた。「そういうの、誰がとかわかるものなんですか?」とぼくは驚いて聞き返したが、オッチャンの口から出たのは、あの有名人だった、この国で彼を有名人などと言うと怒る人がいるくらいの。

1960年、オリンピックを間近に控え、経済成長の風が東京を中心に起ころうというとき、アメリカ外遊中に出会ったブルーギルを、食用として日本に持ち込むことを陛下は決意したのだった。日本にブルーギルを持って帰ると、各地でそれは「プリンスフィッシュ」と呼ばれ、ありがたがられ放流されたらしい。その結果、大繁殖したブルーギルは、いまや固有種の存在を脅かすものとして嫌われている。のちに彼は、「外来魚の中のブルーギルは50年近く前、私が米国より持ち帰り、水産庁の研究所に寄贈したものであり、当初、食用魚としての期待が大きく、養殖が開始されましたが、今、このような結果になったことに心を痛めています。」と滋賀県で発言している。
そんな彼はこの春、国民の象徴という超固有種的役割を終える。
#募集対象・人数

・下記の条件でリハーサルおよび本番に参加できる方
・舞台経験不問
・3〜4名を予定

#出演条件

(リハーサル)
・リハーサル期間:2019年9月17日(火)〜10月20日(日) *計30回(週6回)×1日5〜6時間程度(時間帯は相談のうえ決定します)
・リハーサル会場:京都芸術センター

(劇場入り期間)
・京都 2019年10月21日(月)〜27日(日) 4ステージ予定@京都芸術センター
・那覇 2019年11月7日(木)〜10日(日) 4ステージ予定@銘苅ベース
・横浜 2020年1月9日(木)〜19日(日) 10ステージ予定@STスポット

(出演料など)
・ステージ数(18ステージ予定)に応じた出演料を支払います。
・京都での、オーディション、リハーサルおよび本番期間中の交通費、宿泊費等の補助はありません。
・京都から沖縄、横浜までの往復ならびに沖縄・横浜滞在中の宿泊にかかる費用は岡崎藝術座が負担します。

#オーディション日程

(1次オーディション)@京都芸術センター 制作室4

5月18日(土) 5月19日(日) 5月20日(月)
10:30-13:00 10:30-13:00
14:30-17:00 14:30-17:00 14:30-17:00
18:30-21:00 18:30-21:00 19:00-21:30

*各回とも定員5〜8名とし、合同で行ないます。
*筆記用具、動きやすい格好(ただし体のラインが隠れないもの)をご持参ください。
*室内用の靴は必要ありません。(裸足で行なっていただく予定です)

(2次オーディション)
・もう一度オーディションさせていただきたい方を対象に、5月22日(水)〜26日(日)のいずれかの日に、1、2時間程度で開催予定です。
・詳しい日時については、1次オーディション時に希望を伺います。
*なお、2次オーディションを経ずに決定する場合もあります。

#応募期間

・5月17日(金)20:00まで先着順

#応募方法
結果については、5月31日(金)までに全員にメールでお知らせします。その後、詳しい条件やスケジュールについてご相談させていただきます。

オーディションに関するお問い合わせは、info@okazaki-art-theatre.comへお願いします。