プロフィール

神里雄大(かみさとゆうだい)

劇作家、舞台演出家。1982年生まれ。
各地を訪問し採集したエピソードを元に、移動し越境する人々をテーマにした作品を発表している。国内外の演劇フェスティバルへ招聘多数。
2006年『しっぽをつかまれた欲望』(作:パブロ=ピカソ)で利賀演出家コンクール最優秀演出家賞受賞。2018年『バルパライソの長い坂をくだる話』で第62回岸田國士戯曲賞を受賞。2016年10月より文化庁新進芸術家海外研修制度研修員としてアルゼンチン・ブエノスアイレスに1年間滞在。2022年、2023度公益財団法人セゾン文化財団セゾン・フェローII。


岡崎藝術座(おかざきげいじゅつざ)

2003年、神里の演出作品を上演する団体として結成。現在メンバーは神里のみのため、団体というよりは屋号。
2010年から2012年にかけ、3年連続でフェスティバル/トーキョーに参加。2012年『放屁蟲』(『レッドと黒の膨張する半球体』)で台北アーツフェスティバル(台北)、2016年には『+51 アビアシオン, サンボルハ』でシドニーフェスティバル(オーストラリア)、クンステンフェスティバルデザール(ベルギー)、フェスティバルドートンヌ(フランス)などに招聘されている。


おもな経歴・受賞歴

2022年
『イミグレ怪談』発表(那覇文化芸術劇場なはーと共同制作)。那覇、東京、京都、久留米で上演

2021年
『琉球怪談』(原作:小原猛)を那覇で発表。Biennale Jogja Equator 2021(インドネシア・ジョグジャカルタ)招聘(映像作品として)

2020年
『カオカオクラブ・オンライン』発表(Festival Theaterformen(ドイツ)共同製作)。カオカオクラブ.mp3(音声作品)、カオカオクラブ.pdf(写真と文章)、カオカオクラブ.mp4(映像作品)の3つから構成される

2019年
『+51 アビアシオン, サンボルハ』をメキシコシティ(メキシコ)、リマ(ペルー)で上演(国際交流基金主催事業)
『ニオノウミにて』発表(KYOTO EXPERIMENT2019主催プログラム作品)。京都のほか、那覇、横浜で上演
『バルパライソの長い坂をくだる話』東京公演を開催
レクチャーパフォーマンス『いいかげんな訪問者の報告』(構成・出演)発表。京都、横浜、那覇で開催

2017年
『バルパライソの長い坂をくだる話』発表(KYOTO EXPERIMENT2017主催プログラム作品)。第62回岸田國士戯曲賞受賞
『+51 アビアシオン, サンボルハ』インドネシアツアー。ジャカルタ、ジョグジャカルタの2都市で上演

2016年
『+51 アビアシオン, サンボルハ』が、Sydney Festival2016(オーストラリア)、Kunstenfestivaldesarts(ベルギー)、Festival d’Automne à Paris(フランス)に招聘される
World Voices Festival 2016(ニューヨーク)にて、『+51 アビアシオン, サンボルハ』がリーディング上演される
『+51 アビアシオン, サンボルハ』『イスラ! イスラ! イスラ!』の二本立て公演を横浜、三重で開催

2015年
『イスラ! イスラ! イスラ!』発表。京都、東京、横浜で上演
『+51 アビアシオン, サンボルハ』発表。横浜、鹿児島、熊本、京都、東京、福岡、仙台、札幌で上演

2013年
『(飲めない人のための)ブラックコーヒー』発表。東京・京都・熊本・鹿児島の4都市ツアーを開催
小説『亡命球児』発表(文芸誌「新潮」2013年8月号)

2012年
『隣人ジミーの不在』発表(フェスティバル/トーキョー12主催プログラム作品)
『放屁蟲』(邦題『レッドと黒の膨張する半球体』)で第14回Taipei Arts Festivalに招聘される
第7回ベルリンビエンナーレ若手芸術家ディスカッションプログラム「Working visit」参加

2011年
『レッドと黒の膨張する半球体』発表(フェスティバル/トーキョー11主催プログラム作品)
『街などない』横浜で発表(坂あがりスカラシップ対象公演)

2010年
『古いクーラー』発表(フェスティバル/トーキョー10公募プログラム参加作品)

2007年
『雪いよいよ降り重ねる折からなれば也』を東京で発表(第14回BeSeTo演劇祭参加作品)

2006年
『しっぽをつかまれた欲望』(原作:パブロ=ピカソ)を富山で発表。第7回利賀演出家コンクール最優秀賞演出家賞受賞

2003年
早稲田大学在学中に結成。2005年3月の卒業までに短編10作品を発表