+51 アビアシオン, サンボルハ

[作]神里雄大
[初演年]2015年
[上演時間]約75分
[出演]大村わたる(柿喰う客)、小野正彦(岡崎藝術座)、児玉磨利(松竹芸能)
(2019ツアー)稲継美保、捩子ぴじん、福永武史


東京の人混みの中、政治にも社会にも絶望して、何をしていいかわからなくなっている若い演出家のもとに、大正時代、東京で演出家として活躍し、その後メキシコに亡命し、現地で演劇学校をつくったセキサノの亡霊が現われ、若い演出家を叱咤する。彼らは若い演出家の家系がある沖縄へ向かい、墓まいりのあと、基地移設反対運動の様子を見る。その後、多くの沖縄人や日本人が移住したペルーまで旅をし、そこで私財を投げ打って高齢者となった移民者のための施設を建てた神内良一のエピソードを知る。演出家であることをやめた若者は、絶望とも希望ともつかない様子のまま、ペルーの街に消えていく。

小道具はすべて出演者のスーツケースから出現し、観客と一緒に旅をしていくような作品。
これまでに、国内9都市、海外5都市で上演。

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上演記録
2015年
横浜公演 2月13日〜20日、STスポット
鹿児島公演 2月28日・3月1日、e-terrace
熊本公演 3月6日・7日、早川倉庫
京都公演 3月11日〜15日、元・立誠小学校 講堂
東京公演 3月19日〜23日、Tokyo NICA: Nihonbashi Institute of contemporary arts
福岡公演 5月10日、イムズホール(イムズパフォーミングアーツシリーズ2015 vol.2、第9回福岡演劇フェスティバル参加作品)
仙台公演 5月30日・31日、せんだい演劇工房10-BOX box-1
札幌公演 7月4日・5日、シアターZOO(シアターZOO提携公演【Re:Z】)

2016年
オーストラリア・シドニー公演 1月21日〜24日、Carriageworks(Sydney Festival)
横浜公演 2月6日〜8日、STスポット
ベルギー・ブリュッセル公演 5月23日〜28日、Les Brigittines(Kunstenfestivaldesarts)
三重公演 7月9日・10日、三重文化会館 小ホール
フランス・パリ公演 10月5日〜9日、Théâtre de Gennevilliers(Festival d’Automne à Paris)

2017年
インドネシア・ジャカルタ公演 9月6日・7日、Salihara Black Box
インドネシア・ジョグジャカルタ公演 9月10日・11日、Kedai Kebun Forum

2019年
メキシコ・メキシコシティ公演 12月13日・14日、Teatro Benito Juárez
ペルー・リマ公演 12月19日・20日、Alianza Francesa de Lima

リーディング上演
2016年4月27日ニューヨーク 演出:Sarah Hughes @Segal Theatre
2018年3月10日ソウル 演出:Jeong Kim @南山芸術センター
2018年9月14日ロンドン 演出:Kumiko Mendl @Marylebone Theatre

クレジット
ドラマトゥルク
荒尾日南子
照明
黒尾芳昭[2015年]
筆谷亮也[2016年〜2017年]
音響
和田匡史
技術監督
寅川英司[〜2016年3月]
舞台監督
河野千鶴、渡部景介[〜2016年3月]
大久保歩(KWAT)[2016年7月〜2017年]
映像
ワタナベカズキ
写真撮影
富貴塚悠太
宣伝美術
古屋貴広(Werkbund)
英語字幕翻訳
オガワアヤ
制作協力
四元朝子[鹿児島公演]、古殿万利子 [熊本公演]、植村純子 [京都公演]、加藤仲葉[三重公演]
制作補佐
水谷円香[〜2015年3月]

企画制作
株式会社precog
統括プロデューサー:中村茜
チーフプロデューサー:黄木多美子
デスク:河村美帆香
制作:松本花音、兵藤茉衣
デスクアシスタント:水野恵美、岡本縁、崎山貴文
製作/主催
岡崎藝術座、株式会社precog、
三重県文化会館(三重公演)

助成
公益財団法人セゾン文化財団、芸術文化振興基金、アーツコミッション・ヨコハマ[横浜公演]、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)[東京公演]
協力
柿喰う客、松竹芸能、公益財団法人日本国際協力財団、NPO法人フリンジシアタープロジェクト[京都公演]
後援
レディオキューブFM三重[三重公演]




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